K君とのおしゃべりで感じたこと

広汎性発達障のK君とのおしゃべりで感じたこと

kosui
発達障がいや精神疾患を持つ方の就労支援事業所で働いています。今日は午後から利用者の方が外に出て施設見学をするという事で、通常授業とは違うメニューとなっておりました。今日はK君が施設には向かわずに勉強したいとの事で事務所で私とお留守番となりました。

 

K君は本当は皆と一緒に施設に行きたかったみたいですが、今日はそういう気分ではなかった様子です。K君は広汎性発達障(PPD)と診断され、症状としてはこだわりが強く出てしまいます。自分の意図したこととそぐわない時は拒否反応がとても強くでてしまい、他の人とのコミュニケーションも断絶してしまいます。

 

皆が出発した後で話を聞いてみるとどうやら自宅で色々あったとの事で、現在父と離れ、母とK君の2人暮らしを小さなアパートで始めたとの事でした。前まで住んでいた自宅は、かなり広くて自分の部屋もくつろぎやすかったそうですが、現在は自分のプライベート空間が無く、家では落ち着けるところがないとのことでした。私としては話を聞くくらいしかできませんが、ぽつりと話していく中で彼の悲しみや怒りがこみあげているのがよく分かりました。

 

彼はあと1年こちらの施設で過ごすことが出来るのですが、少しずつ自立して就労を目指していかなくてはいけません。今の状態から脱しないとなかなか先に進まないというのは周囲も感じていますが、本人自身もいづれは…という思いがあると思います。今は高くジャンプするためにかがんでいる時期で、大きく飛躍する時が来るまで温かく支援したいなと思いました。